パイプの煙14 DUNHILL ROOT BRIAR −2− [パイプ/喫煙具]

DUNHILL ROOT BRIAR ダンヒルルートブライヤー
以前にも紹介したダンヒルです。ステムがエボナイト製であり、店にストックされた
期間が長く、変色が激しかったので研磨をかけて黒さを呼び戻しました。
格闘すること2時間、まぁなんとか良くなったかと思います。
エボナイトとは、ステムの部分で、一見プラスチックにも見えますが、実は
ゴムに硫黄等の硬化材を混ぜた物で、何度も書いているが銜えごこちが
素晴らしいのです。
その反面、酸化しやすい傾向にあり、紫外線等を浴びて酸化してしまいます。
変色を放置すると、匂いや、材質に影響を与えてしまうので、以前ハンドメイド
を作成する時に使ったハブモーターで研磨しました。

さて、このダンヒル ルートブライヤーですがシェイプ3の比較的小振りの物です。
繊細な形状で、ステムもかなり細く作り込まれています。
ダンヒルのホワイトスポットと呼ばれるシンボルマークが記されていますが、
諸説あり、一説にはステムをボウルに取り付ける時に、正しい位置である目安と
してアルフレッドダンヒルが自分のパイプに目印として付けたものだそうだ。

刻印からすると、野村煙草さんの店主は僕を相当若く見たのが理解出来る(笑)
1970年代初頭の物かと思われます。
よく、オイルキュアリング止める前の全盛期1968年迄が最高のダンヒルだと言います。
あえて否定はしませんが、ダンヒルのオイルキュアリング特許申請書類を見るに、
一般的に言われているような物ではない事が最近わかってきています。
いずれ、中古の1968年以前のルートブライヤーを手に入れたい物ですが、
新品主義の僕にはつらい現状です。

グレインは特別に見るべき所もなく、いたって普通の木目(グレイン)がそこには
あります。

ダンヒルの最高級はこのルートブライヤーのDRグレード、デッドルートと呼ばれる
物ですが、デッドルート(DR)とはよく枯れた自然のブライヤーだという説もあり
ますが、実はそんな事はなく、このグレイン(木目)がストレートに整ったパイプ
をさします。
様々な伝説があり、どうせならパテントイヤー、創業から1955年迄の最盛期の物で
DR(デッドルート)の物が欲しくなります。
手の出し用のないコレクターズアイテムですので、これもまた夢の中の話ですね。
マスプロメーカー最高の品質を誇るマシンメイドパイプですから、所有する喜び、
そして機能はこんな僕でも理解出来うる事は以前書かせて戴きました。
ダンヒルは扱いが難かしいとよく言われます。
薄い火皿や、多孔質でやわらかいブライヤー材質。
使い込んで美味しく変化したパイプを新品から具現化したものですから、
当然と言えば当然です。
ボウルトップや、火皿を焦がさないように大事に扱わなければなりません。
手間のかかる趣味ですが、これはこれで楽しいものです。





はじめまして。
このパイプが貴男のお気に入りの喫味の1本になると良いですね。
機会があればキュアリング有りのDUNHILLも幾つかトライして見られると良いと思います。
「見ず知らずの他人がしゃぶったパイプなど汚くて口に出来るか」というお気持ち
はごもっともと思いますが、中古パイプもチャンバーに溜まったカーボンを綺麗
に削り落としたり、塩とエタノールをボウルやシャンクに詰めてタール等の
前のオーナーの痕跡を除去すれば衛生面でも気にならないと思います。
ただ、バニラエッセンスなど香料入りのフレイクが吸われていたものは中々
香りが抜けずに辟易しますが‥‥。
キュアリングについては私も具体的な手法を良く知りませんが、確かに生味
(生木の味)と言われる物に比べ、DUNHILLのオイルキュアリングはナッツ
系(ナッツと言う表現が適当かどうか主観ですが)の香りが僅かに感じられ
辛味が少なくなる傾向が有ると思います。
これはボウルの底まで綺麗に灰になる様、ゆったりとチビチビ吸った時に感
じられる、木が僅かに焦げた時に生じる香りだと思っています。
確かに1970年以降のDUNHILLは「生味」で辛いものが多いと思いますが
「当り」のパイプはナッツ臭こそ無いものの、昔のBARLINGの様な自然キュア
(エアーキュアリング)された木の香りが感じられます。
逆に、オイルキュアのDUNHILLでもナッツ臭が殆ど無い辛いパイプも有り
ますし、パテント期でも1920~30年代の物はオイルキュアの利いたもの
とBARLING風の自然味のものが混在している様に思います。
結局キュアリングとは原木に含有される樹脂成分を除去するもので、樹脂
が味を辛くする原因なのであろうと思います。
好みなので絶対は有りませんが、総じて「辛い」パイプは「香り」を聞いて
僅かな差を楽しむ喫煙には不向きで、パカパカせわしなく吸って味を辛く
してしまう吸い方もやはり「楽しみ」から遠のいているんだろうなと思って
います。
キュアリングに興味が湧かれたのであれば、Pre-Transition期のBARLING
(エアキュアリング)、LANE期のCHARATAN(スチームキュアリング)、
Family期のSASIENI(加熱キュアリング)など、Old England の物を
機会があれば比べて見られる事をお勧めします。
どれが良いとは言えませんが、それぞれ現代のパイプよりも個性的で豊か
な香りの世界が広がると思います。
by GUCCIN (2011-02-16 14:17)
こんにちは、はじめまして。キュアのオールドダンヒルには興味がありますね。古いパイプや、着香された煙草を吸ったパイプのソルトキュアリングに関しては、自分のでやってみた事があります。
ダンヒルのキュアリングされた物、つまりメーカー出荷の段階での原木キュアリングであるオイルキュアの加熱処理に関しては、色々、調べてみましたがよくわからないってのが私の現状です。
でも、この私のダンヒルもなかなかお気に入りの一本であり、私はブレークイン儀式をしないタイプの人間ですが(ダメ人間です。)おいしくいただけました。これを購入した後、ネットでオールドダンヒルを購入してみたのですが、ひどい粗悪な修正物がやってきて、返品してしまいました。パイプは縁なので、そのうちいいパイプとの出会いがあったら、またご報告させていただきます。
コメントありがとうございました。
by shizuki (2011-05-29 04:41)